カーステから流れているのはチューリップの「サボテンの花」。二人の心がすれ違い、別れてしまう話です。
♪ほんの小さな出来事に愛は傷ついて、君は部屋を飛び出した、真冬の空の下に♪
のっけから男が悪い。何があったのか知らんが、女にとっては「ほんの小さな出来事」ではなかったのである。この男、それがまるでわかっていない。洗濯したり手袋まで編んでくれた女がかわいそうではないか。しかも、この男、立ち直りが速い。
♪この長い冬が終わるまでに何かを見つけて生きよう♪
真冬に逃げられて、その冬が終わるまでの一、二ヶ月で、痛手は何とかなりそうな感じ。
しみじみとしたいい歌なんだけど、黙って聞いていると、女に逃げられた理由がわかります。
(亮)
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