カーステから流れているのはサーカスの「Mr. サマータイム」。
♪ミスター・サマータイム、さがさないで、あの頃の私を♪
歌は耳で聞いています。しかも何気なく聞くことが多い。美しい調べと耳に残る言葉から、この歌は夏の日の恋の歌、失恋の歌だと思ってしまう。まさか不倫をやらかして男に捨てられた女の話だとは思わない。歌の印象と、歌詞を吟味して初めてわかる「正解」の間にギャップがある。でも、国語の授業でもあるまいし、歌は必ずしも「正確な理解」を求めるものではありません。印象のままに聞く。それもまた歌の楽しみ方です。
♪気まぐれから、何もかも失くした私♪
この部分の「正確な理解」を試みると、女の浮気を男は許さなかったみたいです。若い日のたった一度の気の迷いなのにね。しかも深く反省しているのに。心の狭い男だなあ。
(亮)
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