放課後は
さくら野貿易
放課後のページ

カーステから


 カーステから (121)  2018.3.02.  カニカニクラブ

 カーステから流れているのは「ひとり囃子ばやし」。小柳ルミ子である。彼女の声には切れ味がある。歌の彫りが深くなる。風景や心、その遠近や起伏をくっきりと彫り上げる。この曲もそうである。

 ♪去年の夏に見た時は あなたと私は揃いの浴衣ゆかた
  はぐれちゃ嫌よと手をつなぎ 冷たいラムネを飲みました♪

 ところが今年の祇園祭は、その彼がいない。去年と今年の対比が鮮やかにして見事である。
 この男は、わがままで生意気で強がりばかり言う女がイヤになり、「私ばかりか京都まで捨ててどこかへ行った」というのだが、行くところがないぞ。京都でも東京でもどこでも、女はわがままなのだ。女は小学生のときから生意気。「ひとり囃子」の女は珍しくも反省を知っている。それだけでもエライのに、それがわからぬとは、この男の行く末が案じられる。
            (亮)


[ 掲載一覧 ]










ブンブクチャーガマン



カニ・エビの直販は
年中やっています





胡蝶蘭の花言葉は
”幸福が飛んでくる”






各地の名産品は
こちら





農業戦隊 VAレンジャー