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第１６話 ウオッカ
ロシアのレストランでウオッカを注文するとき、何故かグラムで注文する。何ccとか、ミリリットルとかの容量でなく、重量なのだ。ウェイトレスが、理科の実験で使ったようなガラスのフラスコのような入れ物に入れて来る。
どうせ、たくさん飲むのだから、最初から一瓶頼めばいいと思うのだが、男性軍は目と目で合図しあって、最初は300グラムと注文する。そのうちにフラスコが空になると、また300グラム注文する。何度か追加注文して、もう少し最後に飲みたいというときでも、絶対に100グラムとは言わない。200グラム以上頼む。この方式では、飲んでいるうちに、それまでどれだけ注文したかわからなくなってしまい、結局たくさん飲むことになる。あーあ。
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