ロシア人はケチでない。人にお金を借りてでも自分の客にご馳走するという。家にお邪魔するとご馳走を並べて、歓待してくれる。食べろ食べろと言われて、いくら食べても終わらない。次から次へと皿に盛ってくれるから。 友人が連れてきた人は自分のお客さんだとばかりに初対面でも、もてなしてくれる。夜遅く訪ねてもいやな顔をせずに歓待してくれる。でもきっと私たちが帰ったあと、奥さんに何か言われているのだろうなと想像している。