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第46話 コモロ通信 その37
2013年4月、NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」が始まり、高視聴率の好調なスタートをきったらしい。
3月に日本を離れた筆者は、そのテレビ番組を見ておらず、インターネットで見かじっている。
その放映の中で、岩手の海女さんに扮した女優さんたちが、「じぇじぇ!」と驚きの感嘆詞を発するようで、この感嘆詞はごく限られた地域の方言とある。「じぇ!」の単独もあったり、「じぇ」の三重連で「じぇじぇじぇ!」があったりと、驚きの具合によって重連回数が増えるようだ。
一部では、今年の流行語大賞を「じぇじぇ!」と「アベノミクス」が競うのではと、早くも囁かれている(?)。
この方言のイントネーションは、筆者のイメージであるが、なんとなく「じぇ(→)じぇ(↑)!」のような気がする(二番目の矢印は、右斜め上に上がる矢印にしたいが、どうもうまく画面に出てこないのでお許し願いたい)。
ここコモロ国の現地語にも、「じぇじぇ」という言葉がある。
イントネーションは、「じぇ(↑)じぇ(→)」となり(一番目の矢印は右肩上がりである)、日本の方言のイントネーションとは異なるであろう。
コモロ語で、「元気?」という挨拶言葉であり、朝の時間帯はそこら中でこの言葉が発せられる。
これに対し、応える側は、調子が良ければ「じぇま」と言う。
今日も職場内で一通りこの言葉で挨拶をし終わった。
調子が悪い場合には、「なんと言うの?」ですって?
「・・・・・」
今日も、雨上がりの虹がきれいだ。
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