放課後は
さくら野貿易
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独り言 

【2008年】

 せわしなく師走の町を車で走っていたら、
 つけっぱなしのカーラジオから
 妙な歌が流れてきた。
 お医者さんの歌のようである。
 菜の花色の風の中を診療所の車が
 患者さんの家に向かっている光景を
 歌っている。いわゆる往診である。
 歌の合間に何度も出てくるフレーズがある。

  オーシン・ハラショー
  オーシン・ハラショー

 なんじゃ、これは?
 あまりのくだらなさに思わず吹き出した。
 このダジャレ、わかる人にしかわかるまい。
 誰だ、こんな歌つくったのは。
 (2008.12.28. 社長)

     

 落ち葉が舗道を彩る季節になると、
 晩秋のフランクフルトを思い出す。
 マイン河のほとりの立派な並木通り。
 木々の葉は色を変えていた。
 あちらの秋は紅葉でなく黄葉。
 イチョウのように見事な黄色。
 朝、そんな色の並木通りを散策していて、
 不思議なことに気がついた。
 道に落ち葉がないのだ。
 夜のうちに、きれいに掃除したのだろう。
 翌朝も、道に落ち葉はなかった。
 毎日、残らず除去してしまう。
 ドイツ人は落ち葉にがまんならないようだ。
 道を汚すゴミとしか映らないのかもしれない。
 不思議な人々である。
 東方に「ゴミ」を愛でる島があると知れば、
 あっちも仰天するだろう。
 (2008.11.29. 社長)
               
                    
 この夏、我畑のミニトマトの木はたくさん実をつけ、
 働いてくれました。一日おきに畑へ通いましたが、
 毎回2キロ以上の実が獲れました。
 ミニトマトはお店で買ったら、高いので、ふんだんに
 使えませんが、畑で次々となるので自分の好きなように
 使え幸せでした。そのまま食べる他に、煮たり焼いたり、
 ソースにしたり。最後はドライトマトも作りました。

 涼しい風が吹くようになったので、この土曜日にトマトを
 片づけました。しかし青い実がたくさんついており、
 捨てるのに忍びなく、もいで持って帰ったらなんと5キロ!
 こんなにたくさんの青いトマト、どうしようか、
 昔アメリカ映画で「フライド グリートマト」というのがあったっけ
 と思いながら、ネットで検索。
 翌日曜日は青いトマトと格闘して、結局チャツネとピクルスを
 作りました。
 長時間鍋をかき混ぜ続け(鍋を焦がして)、疲れたけれど、
 何よりも実ったトマトを無駄にしなかったという達成感が
 心地よく身を包みました。
 希望者にはチャツネ分けます。何せたくさん出来ましたから。
 (2008.9.30. 社員A)
                       
 お店で売っているのは、野菜の食べられる部分だけ。
 野菜がどんな美しい花をつけるのか、
 畑を始めてから知りました。
 とてもきれいなので、ご紹介します。
 (2008.9.5. 社員A)

    
    ニラの花                おくらの花
 関西へ旅行した。
 いつも旅行先のローカルニュースを
 見るのを楽しみにしている。
 朝のNHKのニュースも時間が来ると
 地元のニュースに切り替わる。
 関西地方のニュース、関西地方の天気予報に続いて、
 関西地方のスポーツのコーナーになった。

 スポーツニュースはずっと全国一緒だと思っていた。
 地方によって、別のスポーツニュースがあるのかと
 テレビに目を向けたら、
 阪神タイガースの前日の試合の様子から始まった。
 確かに取り上げ方も、力点の置き方も関東とは違うようだ。
 うーん、納得。
 (2008.8.11. 社員A)
                          
 先日の友人の子どもだが、
 予期せぬ置きみやげを残していった。
 正確に言うと、きっとあの男の子が悪戯をしたに違いない
 とにらんでいる。

 ここ数日、我が家の電波時計が 寝てしばらくすると、
 大きなアラーム音を出すようになった。
 あわてて、寝ぼけまなこで時計を見つけ、
 なんとかアラームを止めて、もう一度布団に入る。

 通常、時計は目覚ましをかけた後、一度止めれば、
 再度目覚ましをセットしない限り、鳴らないしくみだ。
 しかしこの電波時計は、何故か毎日鳴る。
 新しいものなので、勝手がわからず、
 毎日夜中に起こされるはめになった。

 今朝やっとアラームを解除した。
 いや、出来たはず。
 本当の結果はまた今日寝てみないとわからないが。
 (2008.8.6. 社員A)
                        
 先日、友人が子どもを連れて遊びに来た。
 子どもには、他人の家でも聖域や遠慮はない。
 夏の盛りで、部屋のドアを開け放しているのをいいことに、
 我が家の探検を始めた。
 そこで子どもが夢中になって遊び始めた物は
 なんと 昔どの家でも使っていた黒電話。
 我が家に、何故か残っていた。
 早速、ダイヤルを回して遊び始め、飽きることを知らない。

 友人(子どもの親)に話を聞くと、最近の子ども達は
 ボタンやキーばかり使っており、ダイヤルを回すという行為は
 とても新鮮なのだとか。
 また、子どもに「テレビのチャンネルを回して。」
 と言っても通じないらしい。
 (2008.8.5. 社員A)
                       

 夕方畑に行ったら、20カ所以上蚊にさされた。
 一日たってもまだかゆくて困っている。
 昔から不思議なのだが、何故蚊は耳元で飛ぶのだろう。
 ブーンとくれば、すぐに蚊が来たとわかって追い払われるのに。
 午前中、ラジオでやっている「夏休み子ども科学電話相談」
 の先生達に聞いてみたい。
 (2008.7.31. 社員A)
                         
 昨日は強烈に暑い日であったとか。
 梅雨の湿気と夏の日射が同時襲来したらしい。
 小生にその実感がないのは、
 朝から海に浸かっていたから。
 葉山の海はまだ少し冷たさを残していた。
 砂浜から沖に泳いで岩場へ行き、
 岩場では潜って遊んだ。
 昼は、相模湾の魚を刺身にビール。
 友人の賢夫人の手になる刺身は、
 圧倒的な分厚さで、
 味の繊細さに歯ごたえの豪快さが重なって、
 まさに贅を尽くした感あり。
 ただ、心残りはある。
 浜に人影はまばらであった。
 妙齢の女性はいなかった。
 海に流れたビーチボールを取りに行ってあげようにも、
 浮き輪を引いて岩場に連れていってあげようにも、
 今年の水着の傾向をチェックしようにも、
 相手がまったくいなかった。
 (2008.7.13. 社長)
               

 最近はフレッシュのビートを高級スーパーで売っているが、
 高くて手が出ない。
 そこで、我が畑にビートの種を蒔き、
 このごろやっと収穫できるようになった。
 「赤かぶ」と言えば、想像しやすいだろうか。
 ボルシチの赤い色はこのビートの色である。

 自家製ビートを使って、ボルシチや、深紅のビートサラダを
 作って喜んでいる。
 会う人ごとにこの話をしていたら、
 そのボルシチを食べに我が家へ友人達が
 遊びに来ることになった。
 我が家には冷房がない、この暑い中、
 ボルシチを食べるなんて、
 もしかして拷問じゃないのか?
 (2008年7月9日 社員A) 
                  
 朝から、くたくたに疲れ切っている。
 ビールを飲みたいが、
 社員の目が厳しく、とても飲めない。
 何があったかというと、
 朝の早足散歩をすると妻が決意し、
 同伴を命じられたのだ。
 朝の5時半にたたき起こされた。
 近くに、水の流れに沿った散策路がある。
 そこを歩くこと1時間余。
 慣れぬこととはいえ、これだけなら、まあよい。
 ところが、家に帰着したとき、
 「今日は燃えるゴミの日よ」
 「へっ?」
 汗かきついでに庭の芝刈りもやれというのである。
 生ゴミで出せるから、ちょうどよいと。
 温厚な小生は何も言わず、
 黙って芝刈りを始めた。
 庭は広くはないのだが、
 狭いからかえってややこしい。
 芝刈り機だけでは済まない。
 こみいった部分はハサミで刈る。
 余計な芝は指で根こそぎ抜く。
 大変なのである。
 必死になってなんとかゴミ収集には間に合わせた。
 その後、すぐ会社へ。
 ああ、ビールが飲みたい・・・・
 ちょっとだけでもダメ?
 
 (2008.7.09. 社長)
                     
 先日ロシア極東から女性二人組(普通のOL)が日本へ遊びに来た
 ので、観光と買い物に数日つきあった。
 ずっと一緒に過ごして、ロシア人はやはりリッチになったのだということ
 を実感した。
 ブランドに詳しく、ミキモトで真珠を買い、アメ横でなく、わざわざ
 デパートでフランスの香水を買っていた。
 そして祖国に比べて、日本の物価が安いという。
 
 一昔前なら、共産党幹部でもない人が海外へ行くことなど考えられ
 なかった。
 今は少し頑張って貯金すれば日本旅行も実現可能になった。
 ロシアでも日本の製品が出回っている。家電製品や車だけでなく、
 洗剤などの消費財も日本製が一番と彼女たちは言う。
 特にトイレットペーパーは日本製しか買わない、柔らかで使い心地が
 いいのだと。
 そう言えば私も以前ロシア出張の際にはトイレットペーパーは必ず
 持参していたことを思い出した。

 (2008.6.6. 社員A)
               日本製、好きよ!
                   
                       
 客が激減して船場吉兆が廃業した。
 「そりゃ、もう行かないよなあ」
 ところが、社員は黙っている。
 「そう思わないの?」
 改めて同意を求めると、
 「もう行かないとか、また行くとか、その実感がわきません」
 吉兆など連れて行ってもらったことがないからと。
 実は小生も行ったことがない。
 あたかも常連客のような顔で論評したのを恥じた。
 家に帰ると、船場吉兆廃業のニュースをまたやっていた。
 妻が、「そりゃ、もう行かないわよ」と論評したので、
 「行ったことあるの?」と小生が茶化すと、
 「京都吉兆なら行ったわよ」
 「えっ」
 小生、驚いたが、よく話を聞くと、
 前を通ったことがあるらしい。
 (2008.5.30. 社長
                    
                   「誰だ!全部食べたのは?
                        裏側の身を残してくれれば
                        また出せたのに」


 洗濯物を干す妻が鼻歌を歌っていた。
 この連休、最後になってやっと晴れた。
 気分がよいのだろう。
 しかし、その歌、よく聞いてみると、

  ♪ 親の血をひく兄弟よりも 固い契りの義兄弟

 なんじゃ、それは?
 小生がいぶかしがると、
 「あら、いやだ」と言って妻は歌うのをやめた。
 しばらくして、また聞こえてきた。

  ♪ 親の血をひく兄弟よりも〜

 な、な、なんなのだ?
 小生が知らない隠された過去が妻にあるのだろうか・・・

 (2008.5.06. 社長)
                  

 どこから流れてくるのか、
 山桜の花びらが舞う中、
 春の若菜が陽射しを浴びている。
 タンポポ、ユキノシタ、ヨモギ。
 茶の新芽、山椒の若葉も摘んだ。
 これらは全部テンプラになる。
 海ではホタルイカが旬を迎えた。
 これも食卓に並べる。
 ひとつひとつ味わいながら飲む酒は
 うまい。
 陽が傾いて風の温度が下がっても、
 体は酒に火照ったままだ。
 そこでひと眠り。
 (2008.4.27. 社長)

 昨日は、毎年恒例の花見と宴会。
 桜並木は花吹雪。
 酒はうまいし、花はきれいし、
 まことに時節にかなった花見となりました。
 今日の雨を見るにつけ、
 一日遅ければ大半の花は散っていたことでしょう。
 きわどいところでした。
 平素の行ないというほかありません。
 (2008.4.07. 社長)
                      

 オフィス前の桜並木は満開寸前。
 では、恒例の花見の宴は今週の週末かというと、
 さにあらず、
 来週の日曜日で計画しておりおます。
 桜祭実行委員会がそのころがよいと言ったから・・・・
 毎年ハズレる予想に今年も従った私どもが悪いんです。
 (2008.3.28. 社長)
                 
      
              (本日の桜)

 たこ焼きパーティに来てくれた京都出身の奥様が天かす
 を持ってきてくれました。
 既にスーパーで買っていた揚げ玉があり、たこ焼きも焼き
 始めていたので、その天かすの存在を知ったのはパーティ
 が終わってからでした。
 よく見るとその天かすは京都のもので、海老の天ぷらを揚
 げたときに出たもの。ちゃんと製造者の名前や住所が入っ
 た由緒正しいものみたい。
 食いしん坊の私は 期待に胸を膨らませ、早速昼食にワカ
 メうどんを作り、天かすをパラパラとかけました。
 普通のワカメうどんは最上級ワカメたぬきうどんとなりました。
 こんなに味が変わるのか!
 京都恐るべし!
 今度その奥様が何を京都から取り寄せているのか聞いて
 みたくなりました。
 (2008.3.05 社員A)

 冷泉家でタコ焼きパーティをするときは、この天かすを使うという話も・・・・
                                    (編集長)

       

 関西人は「たこ焼き」と聞くと異常に盛り上がるようである。
 普段何もしないあの社長が、今回たこ焼き器を探すのに
 張り切っていた。
 関西では一家に一台はたこ焼き器があるのがスタンダードらしい。
 たこ焼きをおかずに夕食にするのは本当だろうか?
 
 確かにたこ焼きはおいしかった。
 チョコレートやチーズ入りもおいしかった。
 10人で200個は食べた計算になる。。。
 (2008.3.3. 社員A
                      
 昨夜のタコ焼きパーティは盛大であった。
 参加者の都合を考えて東京で開催したので、
 小生の帰宅は最終電車になった。
 妻が怒り狂った。
 夫が午前様になったからといって
 怒るような妻ではないのだが、
 電車に乗ったところで連絡を入れ、
 駅まで車で迎えに来させたのがまずかった。
 小生は電車の中で寝てしまい、
 その駅を素通りして遙か彼方へ。
 駅で待っていた妻の怒りはごもっとも・・・・
 ずっと謝り続けている。
 しばらくは妻に逆らえない。
 (2008.3.01. タコ社長)
                  
 ひょんなことから、
 タコ焼きパーティをやることになりまして、
 そのタコ焼きパーティが明後日に迫った。
 タコ焼き器4セット確保!
 万全。
 (2008.2.27. タコ社長)
                
 今、札幌では雪祭りが行われている。
 この時期、雪に慣れない観光客が大挙してやってきて、
 道で転ぶことが多いらしい。
 雪道の歩きかたをテレビで解説していた。
  1.足の裏全面を同時につけて歩く。
  2.小股でソロソロ歩く。
   などと注意事項が続く。
 日本ではテレビで歩き方を教えるらしいと
 ロシア人が大笑いしていた。
 彼らにとっては雪道を歩くのは日常のことなのだ。
 (2008.02.08 社員A)

             
 東京に雪が降った。
 千葉でも数センチ積もった。
 テレビが大雪だと騒いでいる。
 小生、鼻で笑った。
 この程度で何が大雪かと。
 「どうもテレビは東京の特異感覚で伝えるからイカン」
 妻は相槌を打たなかった。
 「これが大雪じゃなくて何が大雪なの?」
 えっ? あ、忘れてた。
 この人は雪の降らない土地の出であった。
 雪が舞い落ちること自体がすでに「大雪」なのである。
 テレビばかりか妻までも・・・・
 しかし、小生、長いものには巻かれない。
 孤高を保っております。
 (2008.2.04. 社長)
              
 社員旅行に行ってきました。
 東海の日の出を見たのは小生だけ。
 あとの者は、
 「そんな早く起きられるか」
 「そんな寒い場所に行けるか」と、
 グースカピーと朝寝をしたり、
 朝から温泉に首までつかったり、
 誰も出てきませんでした。
 ああ、先が思いやられる・・・・
 (2008.1.17. 社長)
                

 わけあって、小生、新年より
 ポエムに親しんでおります。
 詩です、詩歌。
 酒の席なんかでもポエムをひとくさり。
 困っている人もいる。
 きのう、築地本願寺の横を通ったら、

  昼のお星はめにみえぬ
  見えぬけれどもあるんだよ
  見えぬものでもあるんだよ

 と書いてありました。
 さすがお寺さんはセンスがよい。
 道ゆく人はハッと心を打たれます。

  この先は 立入禁止 警視庁

 これにもハッとしますね。しかも五・七・五になって
 いるところがすごい。

 (2008.1.10. 社長)

 (註)星の句はお経の一節ではなくて金子みすずの童謡の一節です。
                          

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【2005年】【2004年】

【2003年】【2002年】

【2001年】【2000年】