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さくら野俳壇-2012- |
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* 牡丹散て目からうろこの二三片 * トンネルを出でて茂りの底に落つ * クールビズと力まぬ自由羽抜鳥 * ちやん付けの幼馴染や花あやめ * 曝書待つ書込み傍線みな遺筆 《果豆》 (2012.7.9) |
* 足元も遠くも大事雪眼鏡 * 雪嶺を眼下に襤衣列車行く (中央線鈍行車両の超みすぼらしさは笑えます) * 遠近に不平飛び散り寒き春 * 呼べば来る素直な春の愛しさよ * 梅の里離れて梅の町に住み ================== (ちょこっと川柳) ● 如月や司祭来りてチョコを売り ● 所用でも故郷うるわし啄木る 《果豆》 (2012.2.22.) |